女子大生がスマホなし生活を始めて1ヶ月経った
スマホなし生活経過まとめ
きっかけ
ある日起床してスマホの画面を開くと、何故かロックがかかっていた。
偉そうにスマホなし生活について語っているけれど、別に意図的に始めたわけではない。
自分のApple IDを調べたりパスワードをリセットしたりしてみたけれど、どうにもならず、アップルストアに行っても購入した際のレシートと私のIDがないと解除はできないと言われた。
レシートなんて無論持っていないし、なんなら日本で3年前に買ったものなので、私がこのスマホを購入したという証明は簡単にはできなさそう。
なんせ無精なので、あれこれスマホのために手を尽くす面倒よりもスマホを持たない不便さが勝ってしまった。
そんな訳で1ヶ月前にスマホなし生活が始まった。
とりあえず感想、
余裕。
運が良かったこと
- 夏休み中であること
- パソコンを持っていること
- 仕事でスマホを使わないこと
困ったこと/よく訊かれること
- アラームがない
→朝方なので、夜更かししても7時台には目が覚める。今のところ早起きの用事はないが、新学期に向けてアラーム付きの時計の購入を検討中
- バイトの業務連絡
→ほぼ毎日出勤するし急な連絡がほぼないのでどうにかなっている、スマホが使えない旨をマネージャーに話したら了解してくれた
- グーグルマップ
→これは旅行の際にめちゃくちゃ使うので不便かと持ったけれど、ひとり旅出ない限りは大丈夫だと思う。実際数週間前にシカゴに行ったけれど、同伴者は無論スマホを持っていたし、アナログな地図を広げたり人に道を尋ねたりするのも、旅行だぞって感じで楽しかった。
- よく使っていたアプリ
→幸いパソコンでも使えるアプリばかりだった
- 友達との連絡?
→パソコンがあるのでフェイスブックのメッセンジャー等が使える。待ち合わせは、私スマホがないから場所と時間変更なしでよろしく!って言っておくと、勝手に見つけてくれる。
- 携帯の契約?
→していない。カナダに来たばかりの頃に契約したが、数ヶ月で解約した。
- インスタ?
→やっていない。
- 写真?
→もともとそんなに撮らない。
気付いたこと
- 意外とスマホはいらないこと
ロック解除を諦めてスマホなしの生活を送ろう、と決めた際に、何が困る?と考えた。けれども上記の通り困ることは意外と少なくて、ああこの箱から得ていた恩恵は意外と少なかったのかなと思った。
仕事等なくては困る人もいるでしょう、でもスマホが搭載する様々な機能のうち必要なものって本当に少ないと思う。
どこへ行くにも、財布と鍵とスマホ!と3種の神器扱いをして謎の安心感を覚えていた自分がちょっと馬鹿馬鹿しくなった
- スマホ以外にも娯楽がたくさんあること
趣味や娯楽に分類される物事は、生命活動に直接必要ではないが、生活を豊かにしてくれたり精神を健康に保ってくれたりする。けれども、スマホがその全ての役割を担わなくてもいい、という当然の真理にやっと気付いた。
スマホゲームやインスタだけが全てじゃない、釣りでもいい読書でもいい、散歩でもいいしボードゲームでもいい、面白いことってたくさんある
- 中毒の人が多いこと
忙しない毎日の隙間時間にスマホを開く習慣は多くの人に染み付いている。バイトの休憩中、バスの中、歯医者の待ち時間、果ては授業中も。見たいものだけを見る、自分が好きな狭い世界だけを見る、空き時間も寝る前もそうして箱を覗き続けたら、ヒトとしての五感が鈍っていくのも頷ける。これが中毒でなくて何が中毒なのだろう
- 全く同じ日はないこと
私はスマホを持たなくなったことで、無意識に見たり聞いたりする対象が、スマホの画面から自分の周りの世界に移った。外で友達を待つ間、好きな音楽を聴きながらまとめサイトを読む代わりに、ホームレスの人を見て鳥の声を聞いてトラックの排気ガスに顔をしかめるようになった。確かにこの情報社会、ニュースのひとつでも読んだり新しい知識を詰め込んだ方が余程有益かもしれない。けれども、毎日変わらないようで絶対に同じではない自分の周りをちょっと眺めてみるのも面白いと思う
まとめ
スマホはそんなに必要ではない、周りを見渡すと結構おもろい
とりあえずいけるところまでこのまま生活してみる