BIG BROTHER IS WATCHING YOU

今年で学生ブランドなくなります。カナダにいるけどあまりカナダの話はしません

接客業が奥深くて楽しくて大好きだという話

 

カナダで学生を初めてから半年後、レストランで働き始めた。

 

それからかれこれ2年半以上

今も同じレストランで働いている。

 

私は知らない人と話すことがとても好きで、接客業もとても楽しいと思う。

日本にいた頃も接客業をしたことはあって当時から自分にあった職種だとは思っていたが、海外というかカナダというか、日本とはまた違う面白さを感じる。

 

私の感じる範囲でいくつか相違点を挙げてみる。

 

  • お客さんとの距離が近い

会話を通じてお客さんを楽しませることも仕事のうちのイメージ。今日の調子から服の話からこの後の予定から仕事や学校など様々な話をする。メニューに関しての質問もいつでも受け付ける。友達と話すようなノリの言い回しもよく使われるので驚くがとても勉強になる。こうして常連さんが増えてゆく。疲れることがあっても、なんだかんだ元気をくれるのはお客さんだったりする

 

  • テーブルで全て面倒を見る

テーブルに担当のサーバーがつくことがメジャー。席に着くとサーバーがメニューを持ってやってきて、名前だけの簡単な自己紹介をすることが多い。料理が出てきた後も、サーバーがやってきて様子を伺ってくれる。その際に追加注文をしたりフォークを変えてもらったり水を注いでもらったりお皿を下げてもらったりする。お会計もテーブルチェックが多く、来店から帰宅まで一度も席を立つ必要がない。

 

  • チップがもらえる

以上のようなサービス精神旺盛な仕事なので、お会計時に料理の値段+税+チップを支払われる。決して強制ではないが、ファストフードやよほど気に入らなかった場合以外は支払うことがマナーのよう。うちのお店はサーバーが独り占めではなく、労働時間に応じて分配されます。税を引かれる固定給とは違って現金で支払われるので、お給料日の度にボーナスがもらえている気分で良い。とても良い

 

 

まだまだあるとは思うがざっとこんな感じ。

 

私は英語がネイティブのように流暢には話せないが、接客をする中で多少は上達したと思うし、何より仕事以外でも初対面の人と話すことが容易になった。気持ち的にも語彙力的にも。

 

他のお店に行っても、サーバーと呼ばれる人たちはとても誇らしげでフレンドリーでかっこよくて、言い回しから立ち振る舞いからとても勉強になるのが面白い。どうしたらお客様に気持ちよく過ごしてもらえるのか、レストランのクオリティにおいて料理の質も大事だけれども雰囲気づくりも同じくらい重視されている気がするのだ。

 

レストランで働く中で、サーバー以外のポジションも全て担当するようになったが、一番奥深いのはやはりサーバーだと感じる。2年半やっていてもまだまだ慣れきってしまうことはなくて、もっとこうしたいとかここは駄目だとかいくらでも出てくる。

直接お客さんと関わり客席を見れる分、気を回す範囲も質も上げていなくてはならない。キッチンや事務仕事よりも気疲れはするが、仕事を終えた後に一番元気なのもサーバーだ。

 

 

 

こうして好きだと堂々と言える仕事に出会えてよかった、優しい仲間とお客さんに囲まれてよかった、

 

今日も元気に出勤しよっと